カコノウタ 

 

 

 

            

 

 

 

 

 

 

 

moriのうたにめをとじてみる

2006

ハニカムうた

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     □    □    □    □    □    □

 

除夜の鐘が遠くなり響く

通った幼稚園の梺にあるこの場所は

人と人と人人で

叔母の少し丸くなった背中を幾度も見失ってしまった

懐中電灯とゆくみち

家路につく

 

年始の恒例の病院の仕事

子供たちと一緒に涙のあと

カルテめくって丘にのぼったタコにエール

明日も明後日も続きはつづく

1.1

 

 

 

インフルエンザ菌浮遊中

時折聞こえる赤いサイレン

今日も戦い

1.2

 

 

初夢

ふじさんさん

てくりてくり

きみとゆく

1.3

 

 

mina perhonenからお年賀とどきました

 

 

 

 

新年のごあいさつ

moriのコーヒー

水場にできた小さなツララ

最後の冬がやってきた

1.4

 

 

 

5cmの雪

今年最初のmoriの一息

 

2006年を迎え

おさかなぐみはいたって元気

朝はモーターのお掃除

水温26℃

キューブの水槽はわたしのお気に入り

 

 

朝のtonboバイク

1.5

 

 

 

今日もmoriにゆきが5cm

 

いつもやってくるとりたちは

昨日の夜の雪に心はずませ

お休みな今日

 

かえりみち

ルールは本日限定

カラフルな

が右に左にご挨拶

白いゆきの粒たちが

ワイパーのプライドを傷つけた

ふかいふかいmoriのみち

 

1.7

 

 

 

 

さりげなく遠くて近くに君といる

わがままハートをもっている少女

今日もえがお 左えくぼで

いっぱいの明日に夢をみる

 

1.8

 

 

 

 

 moriは今日も白い絨毯

車の中

群れの白鳩を空遠くながめた

 

陽と時間がいたずらして

ゆきだるまの涙がキラリ

 

 

1.10

 

 

 

 

葛藤

君の声をきくと

やっぱり泣いてしまった

泣き虫なコね

君はいつもの表情で覆ってくれる

泣き虫なコね

 

いつも

 

春はもうすぐだよとお知らせ

君からのおくすり処方箋

 

1.13

 

 

 

封書がとどく

5年の緩やかな流れが止まった

あたまの中の文字の羅列と記号みたく描いた表情を

今日

5年前の変わらない君の宛名をみて

わらって

完結した

 

わたしはずっと恋をしている

はずかしいくらい大きく

いたいくらいうしろむき

物語の終わりが物語のはじまりなんて

すこし皮肉

 

森の静寂のまねごとだって

君は気づく

そんな時

一瞬時間がとまるんだろう

 

情景をうたう

届きますように

 

1.14

 

 

 

とまとソース

みこちゃんと叔母のためのお昼ごはん

スパ

yanagiの器に赤と緑と黄色をダンスさせ

メッセージのソテー

 

久しぶりの大学

空は少し不機嫌

おさぼりを数えたその日から

すっかりパズルが下手になってしまった

 

放課後のクラブ

研究室

めずらしく暖かい部屋がくすぐったい

プラスチックのカップに甘いのみものを

 

先生から涙を誘う課題をもらい

学生くん先生に頼りっきり

彼は憧れな存在と勝手なライバル

すてきな想いと体験と

それをいっしょにいる時間

あますところなく話してくれる

 

小雨の中のバイク

手袋わすれたtonboバイク

 

1.16

 

 

 

1年間つづけたアルバイト

片手手の指

ひとつひとつとお辞儀させる

握りコブシ カウントダウン

 

1.20

 

 

 

うれしいが

からだの中からおもてへと

あふれでちゃったこんな日は

照れくさくて不器用な魔法をも

ほしがってしまう

 

1.21

 

 

 

BCにきた

隅の席が空いている

動かない古時計は3時前を伝え

きみとふたり

うれしいと隣あわせな気持ち何

開いた森の絵本

古時計が呼吸したわずかな時間

森の中にいた

きみとふたり

 

1.22

 

 

 

大学

卒業してからのココは

いつの間にかほっとする場所になっていた

報告事かかえて

教授のドアにノックする

 

教授の大きな手から大きなおめでとうの音

響いて止まない

 

3時すぎた

残りすくないDeutsch Klubに向かい

木製のドアをあけるとみんなそこにいた

すこしちこく

 

桜色のえびせんべい

かじる音

小さく小さく小さくね

 

1.23

 

 

 

cafe BCにて

会議中

やっとたどり着いた場所で

全開で

細工なしに話をした

先に辿り着いた知らせを

君は隠し持ってた

そんな話を

 

1.24

 

 

 

きょうのお昼ごはん

まかろにスパ

にんじん かぼちゃ だいこんの葉 しめじ

和風ヘルシ

1.25

 

 

 

午後 8:00

君を車にのせて

シンデレラタイム

中学生だったわたしたちは

高校生になって

大学生になって

25の自由を得た

以心伝心

→の続きはつづく

 

 

1.26

 

 

 

教授とランチ

いつもの学生食堂の大盛りが

やっぱりわたしは大好きです

お話がもうお見送り?

先生すこしすこしはやいです

 

震えの字

「留学祝」

バームクーヒェン

おくります

 

1.30

 

 

 

okayama10:30

飛行場行きのバスに1人

アトリエに向かう

 

 

ママンとの素敵な出会い

広がった田園風景

下車したバス停の正面の鉄鋼場

職人と火花

ママンは迎えに出てくる途中だった

 

  

 

お庭の見える特等席で

ママンの手作りいちご大福とお抹茶で一息

吹抜け窓から降り注ぐ光の贅沢

正座がしびれる600秒過ぎ

笑って魔法をといてもらった

お昼過ぎはママンと美術館をめぐり

後楽園で赤い敷物の上 きびだんごを食べ

スロウなスロウ

ママンとめぐりあった奇跡

 

 

「アトリエママン」

岡山市浦安南町138

展示会 : 不定期に開催