Ronchamp

 

 

 五感で感じて五感で表現する

 光だけが教えてくれる時の経過

 念願のRonchamp

 この場所に立つ

 

 

 

  

 

 

 

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2.Dez

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LEGOバックといっしょ

夜行列車に飛び乗る

スイスフラン

物価の高さに

 

22:38 Dortmund → 6:08 Basel SBB

南へ南へゆくごとに降りてゆく人々

気付く朝に近い時間

車両に1人ぽつん

今日の旅メモ

Basel → Ronchamp(フランス)

列車8:08発 Ronchampゆき

往復チケットを53フランで購入

 

少し時間があるので先にホテル探し

今回の旅はめずらしくホテルを予め手配

余裕

だった筈が

ホテルの名前も住所も控えていないことに気付く

メモを焦ってぺらぺら

作成した建築マップはしっかりと

 

これは大変

予約を入れているというピンチ

早朝6時

旅人の見方のインフォもクローズ

バーゼルの地図も手に入らない

出発前に簡単に見たネット上の地図を頭に広げとりあえず歩きはじめる

 

途中新聞配達の男に出会う

ちくしょう、ちくしょう

彼は分厚い新聞紙を小さなポストに入れている

 

この人ならホテルを知っているはず

彼の背後から「すみません」

「あはは、ちょっとまってね」

彼は分厚い新聞紙を平たくする魔法をかけている

 

 

「この付近には2つユースがあるよ、どっち?」

事情を説明

プラス急いでいる事を伝える

「よし後ろに乗って!」

と彼

 

原付で夜明け前

ヘルメットの代わりは頭をすっぽり隠す毛糸帽

所々に灯る街灯が流れ星になった

 

降ろされる教会前

「1件目はこの奥だ」

と彼

 

ランプ妖精が向こうから迎え

きてくれる

そんな風景

 

無事予約したユースに到着

彼に鶴を折ってありがとうを渡した

 

ホテルでレゴバックを預ける

受付で便利な「モビリーカード」を渡される

バーゼル市内(ゾーン10と11)

バス、S-Bahn

乗降り自由

このカードが頂けて1泊20ユーロ

このユースはおすすめです

Jugendherberge Basel

http://www.youthhostel.ch/

St.alban-Kirchrain 10

 

既に7:40

早速「モビリーカード」を使って急ぐ中央駅

トラムの中から新聞配達の彼を見た

白い煙息をはきながら

ちくしょう ちくしょう

口元から聞こえてきた

 

Baselの駅からフランスにゆく列車のホームはこの扉の向こう

税関のマーク!

ドキドキしながら扉の前に立つ

自動でパカン

開くドア

ここからはフランス語

とくにチェックされることもなくホームへたどりつく

乗車するお客さん

まわりみんなフランス人

Baselにお買い物でしょうか

電車の中はピカピカ

くっしょんふわふわ

 

 

Basel → Belfort

1度ここで乗換え

待ち時間1時間

 

近くをお散歩

スーバーでオレンジ買った

駅に戻ると女性がこちらに近づいてくる

「あの、、」

日本の方

「インフォメーション知りませんか?」

「小さい駅なのでないかもしれません」

と答え

「ロンシャンにゆきますか?」

「そうです」

と答えた

 

今から彼女は宿探し

ロンシャンゆきの電車は2時間に1本しかないことを伝え

後で会いましょう

と短いお別れ

 

いもむし電車にゆられ20分

向かいに座ったフランス人ご夫婦とこんにちは

目的はみんなロンシャン

いっしょにコルビュジエに会いにゆきましょう

とご主人さん

 

予定通り

無人駅Ronchamp到着

 

快晴

そして田舎町

世界中から人びとが訪れるということもあって

やじるしが道案内をしてくれます

フランス人の夫婦と歩く丘の上までの道

とまらない会話

ご夫婦はベルフォートで開催されている映画祭を見に訪れているという

今までにコルビュジエの建築巡りを数えきれないくらいしたこと

その度、異なる感動をし続けてきていること

私のこと 日本のこと 家族のこと

 

ご夫婦は感情が入るとフランス語になってしまう

意味は分からないだったけれど

その想いは不思議と十分に伝わった

 

手をつないで2人で向かうコルビジェ

こんな夫婦にあこがれる

 

遠くに見える教会

直線でゆけない山道まわり道

お父さんが興奮して指差した先にコルビュジエの光がみえた

丘の上に続く道

徒歩25分

教会到着

足であるいて辿り着く意味

麓からコルビュジエの建築は始まっている

ご夫婦とも共感

 

見学料金を払って頂き向かう教会

お母さんの毛皮のふわふわに今更気付く

 

そしてついに

目の前に

えりんぎ

 

最初この建物を建築本で眺めたときのわたしの印象

20歳の時だった

 

屋根は打放し

造形

 

 

着いたけれどなかなか中に入れない

扉の向こうのひかりが

ここからでも強く届いて入れない

 

30分後

教会内部へ

 

言葉がみつからない

 

コルビュジエが制作した窓ガラスにフランス語

Marie( 結婚)

La mer (海)

le soleil (太陽)

 

見学者は私とご夫婦の3人

ご夫婦は1人の空間を作ってあげよう

と私1人の時間をくれました

30分くらい

1人に対するコルビュジエ

 

強すぎる光に息がつまる

何度も何度も表に出たくなった

安藤忠雄はこのコルビュジエの教会に惚れ込んで

3日間も連続で通ったと言っていた

 

内装も手がけるコルビュジエ

コンクリートと木のコンビネーション

コンクリートの表情を柔らかくする術をしっている

 

床は丘の傾斜に沿っていて

包まれているようなそんな気分

 

 

色々な角度から眺めるコルビュジエ

まったく違う建物のよう

外に出るとスペインから来た建築少年がいた

彼は少し小高い場所を私にすすめた

 

しばらくすると向こうから小さな影

日本人の彼女

教会を前にコルビュジエについておしゃべり

彼女は建築家で休暇を利用しコルビュジエに会いにきたよう

フランス人ご夫婦も混ざって狭いスペースに集合

みんな教会をそれぞれの五感で感じる

 

   

「祈り、平和、心からの喜びのための静寂な場所を創りたかった」

ー コルビュジエ ー

 

写真右は戦没者の慰霊碑

 

 

外用の祭壇

めずらしい造り

光差す度

表情を変える外部と内部

そして心

   

知らないだった自然光

  

数年に1度

塗替えをしているという壁

芝生の管理

すばらしい

moriに居た時 おっちゃんから

芝の管理の大変さを毎朝聞いていた

ちょうど管理をしているだろうおじさん2人組が近づいてきた

「どんな種類の芝ですか?」

の質問にフランス語攻め

ざむねん

足下に咲くクローバー

四葉を探しているとおじさんも一緒になって探してくれた

 

自然と生きる建物

周り 足下も見逃せない

 

Shopにあった模型

壁には教会が建つまでの工程

こんなに高い丘の上

ここしか実現できないコルビジェの光

 

建築家の彼女とすっかりお友達

日本の建物を案内してくれる約束を数ヶ月後実現しましょう

と短いお別れ

本日2度目

 

なかなか離れられないでいるこの場所

帰り下り道

何度も後ろをふりかえった

 

ポルシェが横にとまった

若い彼女は麓までのせて上げるという

丁寧にお断り

「わたし歩きたい

麓までコルビュジエは終わっていないから」

 

Chapelle Noter-Dome-du-Haut

Le Corbusier

1955

http://www.chapellederonchamp.com/

 

 

 

 

 

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